新年早々、「G線上のアリア」の多重録音に挑戦しました。12月にクリスマスキャロルを
2曲、収録したのに続き、3度目です。
「G線上のアリア」は言わずと知れたJ.S. バッハの名曲です。
原曲は『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』の第2曲「エール (Air)で、
19世紀のドイツのヴァイオリニストがヴァイオリンとピアノのために編曲して以来、
とくに有名になりました。
ちなみにヴァイオリンでは4本の弦のうち最低音のGの弦だけを使って演奏できるので、
この名前が付いていますが、音域の違うチェロではもちろんそういうわけにはいきません。
今回の多重録音はチェロ4本用の編曲なので、低音域から高音域までたっぷりと深みのある音色をお楽しみ頂けると思います。
クリスマスキャロルの収録時は、僕は普段着で自宅リビングルームの風景もそのままでしたが、収録係の姉の提案で今回は少しだけ映像にも工夫をこらしてみたので、けっこうすっきり見えると思います。でも実は、場所は同じです。
じっさいの収録風景が、下の写真。
まずは1パートごと、音だけ録音します。このときのタイミング合わせがかなり難しく、試行錯誤、やり直しに次ぐやり直しで録音は結局2日がかりでした。
音源だけ先にガレージバンドという初心者でも扱えるソフトを使って姉が完成させ、次は映像です(えらそうに言っていますが、この辺のことは僕にはまったくわかりません)。
映像もそれぞれのパートごとに収録しますが、「カメラ目線しないで」とか「ヘンな顔やめて」とか、音源録音とは違ったところでダメ出しされます(笑)。
こうしてできあがったのが、いちばん上の動画です。
スタジオでななくて自宅なので、録音途中で救急車が近くを走ったりするとやり直しですし、ほど良い採光に恵まれなければライトを設置するなど大仕事になるのですが、お正月最後の土日、静かな環境でお天気にも恵まれてラッキーでした。
次は何をやろうかな…。
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